猫診察
猫にやさしい動物病院
当院の理念である4つの「ゆう」のひとつ、
動物に「優」しい動物病院であるために、
「犬は犬らしく、猫は猫らしく過ごせる」ことを大切に、来院される動物や入院する動物にあわせた医療を提供することに取り組んでいます。
猫は、習性や生活スタイルについてはもちろん、必要とする栄養や薬物の代謝、好発疾患についても犬とは違った特徴があります。
猫について理解し、日々発展する猫医学について常に学ぶことで、それぞれの猫さんにあわせた医療を提供して参ります。
来院された猫さんが、できるだけ緊張しなくていいように、猫専用待合室、猫専用診察室を設置し、予約優先診療を行っております。
入院が必要な場合には、猫専用入院室にさらに工夫を行うことで、少しでも猫さんの不安や緊張を和らげるやさしい診療を心がけております。
設備面だけでなく、検査や処置時にもできるだけ猫にとってやさしい接し方を心がけております。
猫専用待合室
ネコちゃん用の待合室です。ワンちゃんが苦手でも安心です。
猫専用診察室
ネコちゃんの診察はこちらで行います。
猫専用入院室
猫の習性に配慮した空間づくりを心がけています。
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必ずキャリーバッグに入れて来院ください。
また、キャリーバッグにはブランケット等をかけてあげるとより安心が得られ易くなります。
(怖がり、緊張しやすい猫ちゃんは、猫ちゃんの不安を軽くするためにも洗濯ネットに入れてお連れください。) -
待合では、膝の上やソファの上にキャリーを置いてお待ちください。
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逃走や事故の防止のため、待合では猫ちゃんをキャリーから出すのは控えていただくようお願い致します。
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症状によっては、糞便や尿を持参していただく場合もございます。
わんちゃんは、春の予防シーズンに健康診断をする機会がありますが、ねこちゃんにはなかなか健康診断の機会がありません。
冬にぬくぬくの場所にいるねこちゃんを、病院に連れていくことの飼い主さまの心情は察するに余りありますが...
元気に長く一緒にいるために、1年に1回以上の健康診断をおすすめしています。
人にとっての1年は、猫にとっては約4年。大切なねこちゃんにも健康診断の機会を作ってあげてもらえたらうれしいです。
体重や体型チェック、歯周病のチェック、心音の確認など身体検査のみやフードの相談なども、随時ご相談ください。
にゃん健診は通年で承っておりますが、
当院で予防医療をされている方を対象に
冬季限定でキャンペーンも実施しております。
ねこちゃんのための健康診断セットをご用意しました
しらすコース
- ・身体検査
- ・血液検査(血球計+生化学11項目)
- ・腹部レントゲン
- ・尿検査、便検査
~5歳ぐらいにオススメ
しゃけコース
- ・しらすコース
- +
- ・血液検査<生化学8項目(追加)、
甲状腺ホルモン測定、SDMA
(腎臓病早期検査)> - ・胸部レントゲン
5歳以上にオススメ
まぐろコース
- ・しゃけコース
- +
- ・血液検査
<心臓バイオマーカー(心臓病検査)、
フルクトサミン(糖尿病検査)>
7歳以上でしっかり
みておきたい方にオススメ
の目安
- 1~7歳 ・・・・・1年に1~2回
- 8歳以上 ・・・・・1年に2回
ウイルスや細菌などによる感染症を予防するために、適切なワクチン接種が重要です。
ワクチンで予防可能な感染症には、猫汎血球減少症、猫ウイルス性鼻気管炎、猫クラミジア感染症などがあります。当院では3種混合または5種混合ワクチンをご用意しております。推奨されるワクチンの種類や接種時期については、猫ちゃんの年齢、生活環境やライフスタイルによっても異なりますので、詳しくは獣医師にご相談ください。
猫ちゃんも犬糸状虫(フィラリア)に感染します。猫ちゃんのフィラリア症は、突然の呼吸困難や突然死の原因のひとつとなっています。感染してしまってからの治療はむずかしく、生前診断も困難のため、予防が重要な疾患です。月1日の滴下剤または内服薬で予防できます。
ノミやダニは吸血による直接的な被害だけでなく、消化管内寄生虫や、赤血球を破壊して貧血を生じる感染症を媒介します。さらには、動物に感染するだけでなく、感染した動物を介して人間にも感染することもある恐ろしいウイルスをも媒介します。月1回あるいは3ヶ月に1回の内服薬や、滴下剤タイプの予防薬があります。
キャットフレンドリークリニック(CFC)とは、
猫にやさしい動物病院の“道しるべ”としてISFM(国際猫医学会)によって確立された国際基準の規格で、世界的に普及しています。
CFCに認定された動物病院とは、猫専任従事者を設けることでより猫の専門性の高い知識と質の高い猫医療を提供することを猫のご家族に約束し、
猫にやさしい動物病院の“道しるべ”となります。
CFC認定には、国際基準を満たす必要があります。
当院は、CFCゴールド認定を取得しています。
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猫特有のニーズを理解し、猫にとってより優しい動物病院になるよう努力する
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優しく親身にかつ、思いやりのある方法で猫を扱うことを心得る
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猫の病気の診断、治療に必要な水準を満たした設備を有する
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入院する猫のための設備と看護内容に関して高い水準である